お茶>香りと水色、味わいを楽しむ中国茶芸。香りに癒されてみませんか??
香りと水色、味わいを楽しむ中国茶芸とは?
中国茶には、日本茶道のような堅苦しく形式張った作法はありませんが、
近所の人が集まってお茶を楽しむ際の淹れ方があります。
使うのは、日本酒をいただくときのようなお猪口のようなものを2つと急須。
先ず、縦長と横広がりのお猪口のような器を温めます。
細長い方の器にお茶を注ぎ、すぐさま注がれたお茶をもうひとつの器に移し替えます。
そして、空いた器を鼻に近づけ香りを楽しみます。
次にお茶を口に含み、味わいます。茶葉によってそれぞれ香りが違いますが、
同じ茶葉でも二煎、三煎と香りが変化していきますので、その過程も楽しめます。
凍頂ウーロン茶の場合ですと、その甘くまろやかな香りに癒されます。
そして、そのとき始めて今まで中国茶と思って飲んでいたものとのあまりの違いに、
びっくりすることでしょう。器は白いものを選びましょう。
お茶の水色(すいしょく)を楽しむためです。
黄金色に輝いたもの、鮮やかなグリーンのものと、茶葉の種類によって水色は違います。
気軽に何杯もいただけるのも中国茶ですが、このように繊細に色や香りを楽しめるのも中国茶です。
また、白茶のような茶葉自体がキレイに見えるものは、透明の急須に入れたり、
茶葉を透明な器に直接入れてお湯を注ぎ、茶葉が広がっていく様を楽しみます。
日本でも、中華街にある中国茶カフェや、茶芸館と言われる中国茶専門店で、
自分で入れて楽しむことができます。その動作と空間と空気に新鮮さを覚えるはずです。
常にぽこぽこと沸騰されたやかんが目の前に置かれ、
茶葉を蒸す時間を計る砂時計も置かれ、いつもとは違う空間を楽しめます。
楽しい時間と空間を是非お試しくださいね。
|